*◇*電話*◇*

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『あっこれからは、普通に電話していいからな! 会いたいって言っても、すぐには会えない場所にいるんだし。 電話しないと、俺がくじけて、そっち戻りそうだから』 先生の言葉が嬉しかった。 これからは、電話できるんだね。 「でも、私的にはくじけて戻って来て欲しい」 こんな事言ってる私……本心だけど。 「なんてね! うそですよぉ……まだ私は高校生だもん。 先生と一緒にいたいけど今は我慢だよね。まだ生徒だし」 そう……私はまだ高校生。 私が高校生だと先生をくるしめるもんね。 頑張らないとな。 『亜紀……寂しいか?』 「当たり前だよ」 『よかった……』 なんで先生が良かったと言うのか、私には良くわからなくて。 「よくない」 と返した。 その後、ちょっとしてから電話を切った。 その途端、心には、また寂しさが押し寄せてきて。 先生の事を考えてると、会いたくなる。 それも、今は難しい……。 この世に魔法があったら、私は迷わず使って貴方のところに、飛んでいくのに……。
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