*◆*出会い*◆*

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あれから、数日が過ぎて行き。 私は、3年生になりました。 高校最後の年。 先生の赴任の話は、先生が沖縄にたったあの日、朝会で生徒全員に告げられたらしい……。 泣く生徒がいっぱいいたらしく。 大変だったって、後でるいから聞いた。 そりゃあ……寂しいから泣くよね。 私はあれから毎日、先生とメールをしている。 電話は、先生の携帯料金とか考えると、あまり話せない。 私から電話しても、先生も気をつかって早く切るんだよね。 だから、大体メールが多いんだ。 でも、先生は前みたいに返さないって事はなくて、必ず返してくるから、私は嬉しくてメールをいっぱい送るの。 『今日何した?』 『ご飯何食べた?』 って、私はなんだかタメ口に少しだけ慣れてきたんだ。 そう、いつの間にか少しずつタメ口を使うようになってた。 距離が少し近付いた証拠かな。 でも、先生の事は、まだ『シン』って呼べないんだけどね。 やっぱり、まだ恥ずかしいの……。 ―――――――― 件名:おはよう先生。 本文:今日から3年生だよ。行ってきます。 先生も頑張ってね。 ―――――――― おはようから始まり、おやすみで終わるメール。 携帯を見て居る私はいつも笑顔。
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