2502人が本棚に入れています
本棚に追加
大智が家の前で待っていてくれた。
大智は俺と学校に行くために早めに家を出ていてくれる。
「おぅ、大智。」
「よぅ、伸。学校行こうぜ。」
「あぁ。」
俺たちは学校の事やクラスメートの事を話しながら歩いていた。
すると後ろから
「ハァハァ。
お兄ちゃん待ってよぉ。また綾を置いていくなんて酷いよ。」
「悪かったよ。だからって泣きそうになんなよ。」
「ぅん。」
「けどさぁ、俺は大智と学校に行くからさぁお前は友達と一緒に学校に行けばいいだろ?」
「だって、だって綾はお兄ちゃんと一緒に学校に行きたいんだもん。」
「分かったから泣くなよ。俺がいじめてるみたいだろ。一緒に行ってもいいけど朝練が始まるまでな。」
綾はバスケ部に入っている。俺も中学の時はバスケ部に入っていた。もちろん高校でもやるつもりだ。
「うん、わかった。」
最初のコメントを投稿しよう!