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俺たちは三人で学校へ向かっていた。
綾の通う中学校と俺たちの行く高校までは歩いて5分程度の距離しか離れていない。
家から中学校までは歩いて10分。高校までは15分かかる。
「ねぇ、大チャン?」
「んっ?」
「綾とお兄ちゃんってそんなにラブラブに見える?」
「はっ?」
おぃおぃ。
こいつは急に何を言い出すんだよ。
「あぁ。
かなりラブラブに見えるぞ。ありゃはたから見りゃ恋人どうしだな(笑)。」
大智まで何を言い出すんだよ。
ワケわからん(-o-;)
「おっ、おい。ワケわからんこと言うなよ。」
「だって本当の事だもん。」
つーか本当の事でも嘘を言って欲しかったなぁ。
「ってか、綾。意味わかんねぇ事聞くなよ。
って何で照れてる?」
「だって綾とお兄ちゃんが恋人どうしだなんて・・・」
あぁ、意味わかんねぇ
「おい、綾。学校ついたぞ。」
「あっ、本当だ。じゃ~ね。」
綾は俺たちから離れ友達のいる方へ走っていった。
そんなこんなで俺たちはとうとう、入学する聖央(セイオウ)高校についた。
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