-僕の女神様-

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都会から、この田舎にきた俺は学校に馴染めずにいた。 もともと、人見知りのする性格だったが、前の学校では友達はいた。 俺が原因なのはわかっている。 まず、最初の自己紹介が悪かった。 緊張していたし、少し強がっていたのもあっただろう。 今思えば、とんでもない発言をしてしまっていた。 「東京からきました。みなさん、よろしくお願いします。」 ここで、簡単に終わらせておくべきだった。 なぜか俺は、みんなが俺に注目している為に、まだ何か言わなくては、という妙なプレッシャーを感じでしまったのである。
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