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「優奈ちゃん今日は昼からなんだね??あんパンあるかい??」
パジャマを着たいつものお婆ちゃんが言った。
「はい。今日は学校休みですから。120円です。」
ニッコリ笑ってあんパンをビニール袋に入れて渡した。
「そうかそうか。体には気をつけるんだよ。ありがとね」
パン代を置いて出ていった。
「はいッ」
彼女は桜美優奈。
高校2年生になったばかりで
3ヵ月前から
ここの病院の売店でバイトをしている。
髪の毛はショートでとても明るくて、真っ直ぐ元気な女の子。
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