振動

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 愛星と一緒にナースステーションへ足を運ぶと 丁度、健流の担当医「三山先生」が、カップコーヒーをすすりながら数冊のカルテを眺めていた。 健流は、軽く深呼吸をして ステーションの出入り口から 「三山せんせー。今、お話イイですかー?」と呼んだ。 三山先生は 二人の姿をチラッと見て カルテを棚に戻し 「病棟でデートか~?」と言いながら、スリッパをペタペタ鳴らしながら健流のそばに来てくれた。 オヤジ臭い言動を度々放ち、 見た目もオッサンな三山先生だが、どこか子供っぽさが残る雰囲気は、安心感というか 親近感を覚えさせるモノがある。
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