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ある喫茶店に気の弱そうな青年 野上良太郎と不機嫌そうな顔をした青年 桜井侑斗の2人が居た
コチッコチッと時計の針の動く音すらよく聞こえる沈黙の中、先に声を上げたのは侑斗だった
「おい野上…何で呼んだんだ?用件だけ言えよ」
手元にあるコーヒーにたっぷりの砂糖を入れながら言う
「んー…侑斗に会いたかったから。じゃ駄目?」
しれっと良太郎は言った。その言葉に一気に顔を赤くした侑斗に気を良くした良太郎はにこにこと笑っている
「っ!もう…帰るっ…!」
耳まで赤くした侑斗は帰るために立ち上がろうとするが良太郎によってまた座らされた
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