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タクシーに揺られながら、大きなスーツケースを足元に置き、ある建物へと私は向かっている。
ある建物とは私がこれから通う、女子のみが入ることを許された『聖乙ノ宮学園』のこと。
「お嬢さん、着きましたよ。」
大きな建物の前にタクシーは停められた。
ここが『聖乙ノ宮学園』………私の安息の地。
私は運賃を払い、勢いよくタクシーを降りた。
ここから、私の新しい人生がスタートする。人生のリセットボタンを押すんだ。
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