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うっかりしていた
まだ昼間じゃないか
かすかに聞こえる
透明な歌声
やっぱり君は
アリスなのかい?
心臓は僕が
食べたんだよ
公爵婦人の林檎よりも
素晴らしい香りだった
赤い果汁は
僕の体内を巡って
望んだ眠りは
限りない艶と共に
孤独の茨は
欲しそうに見てた
あの甘美な時は
偽りだったとでも?
近いうちに
確かめに行くよ
芋虫をすり潰した
ディップを持ってね
嫌いだったかい?
粘液が美味しいのに
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