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僕は死ぬことにした。
生きている意味が解らなくなったからだ。
空気のように希薄な家族との付き合い、陰湿ないじめ。
目的意識のかけらもない受験勉強…。
僕を愛してくれる人はいないし、僕がもう、苦痛以外の何物でもない『世界(ここ)』に存在することに、もはや意味はないだろう。
本当は家族や先生、クラスメイトたちなんて消えて無くなってしまえ!
何度もそう思った。
けど、そんなこと…
到底不可能な空想に過ぎなかった。
だから僕自身消えることにしたんだ。
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