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「むぅ…相棒、お前もかぁ」
簡易ベッドの上であぐらをかいて首を捻る。
どう考えても思い出せない…
何か大事な事だった様な気がするんだが…なぁ?
という視線を相棒に向けて見るが、相棒は相変わらずキノコを食っているし…
嘘を付いているとは思えないが、まぁ、いずれ思い出すか。
そう結論付ける事にする。
ソロハンターだからな、俺は…深く考えない様にする事が長生きの秘訣だからな。
とりあえず…あの魚野郎をどうにかする事を考えないとな…
南無阿弥陀仏とかかっこつけて今ここにいるという事はまぁ…俺の方が南無阿弥陀仏だったみたいだが。
リベンジか、帰っちまうか…
…
……
………
やられっぱなしは、シャクだよなぁ…やっぱりよ。
大剣を背負い直してベッドから立ち上がり、ひとつ気合いを入れて相棒と一緒にキノコをむさぼり食う。
うむ、美味い。
「よっしゃあ、今度こそ一発きっちり決めてみようかぁ…!!」
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