異変

3/9
98人が本棚に入れています
本棚に追加
/182ページ
現在…   俺はとりあえず密林の近くの村に戻った。   そこで俺は密林に居た理由を知る。   この村にある武器工房の婆さんが言うには、俺はある人物との決着をつけるべく修行をしていたそうだ。   決着をつけるべく相手は誰か…それは覚えている、ガレスだ。   その戦いに備える為に婆さんが武器を仕上げるまでの間、俺はその武器を手にするにふさわしくなるための修行する筈だったが…なんと俺は1年も帰って来なかったらしい。   いくらなんでも異常だろ?   餓死云々は相棒がいたから無いにしても、1年もの間に一度も俺は気付かれなかったというのか?   「お前さんが密林に行ったその後すぐに、ギルドから密林閉鎖の情報が届いたんだよ」   との事だが…婆さんの話を聞く限り、古龍の変異種が現れたそうだが…   変異種って何だ?   竜撃兵団は聞いた事がある、確か猛者揃いのギルド直属猟団とかいう奴らだ。   そいつらが調査の為に密林閉鎖を行なったらしい。   じゃあ俺には目もくれなかったのかというと…違うよなぁ、多分そいつらは来てない筈だ、あの魚野郎の死骸を放っておくとは思えないしな。
/182ページ

最初のコメントを投稿しよう!