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真夏の陽射し遮る様に
木の影に隠れるベンチ
生温い風を身に感じて
いつもの様に横になる
俺の目先にあるものは
想い人を思い出させる
一直線に伸びる二本の
綺麗な飛行機雲だった
仲良く並ぶ飛行機雲は
貴女と親友のお前の姿
溢れる涙は止まらないね
お前と同じ人を好きになり
お前の隣で笑う貴女見て
苦し紛れで笑って見せた
あの日を忘れられないよ
何度も触れたいと思った
貴女の笑顔はお前のもの
そう思うと辛くて逃げてた
今となっては幼い恋だと
皆と笑い話に出来るけど
俺にとってこの恋話は
遅い初恋だったんだよ
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