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キャタピラの音は叫び声を消し、荒れ地に残る花を踏みつけてゆく
歩兵は数知れず 色を見極めながら震えた手で引き金をひいてゆく
雲行きが悪くとも、血の雨に武力が錆び付いても戦いはまだ終わらない、終われない
世界が泣いても、苦しみ続ける 君と僕 貴方と私
☆もうやめてくれ こんな現実は見せたくはない 未来を担う子供らに
教えちゃいけない 過ちの数々を 戦争の火種となる汚れた歴史を 巻き添いさせたくはないんだ
どんなに強者が弱者の命を奪えば、この地獄が還るのだろう
どうしようもない馬鹿な人間でもこれが間違いだと断言するだろう
白旗を立てようとも、食糧が底をついても
腐った国の為命は灰とかす
世界が崩れても、笑い狂う 大人と秀才 馬鹿の未来
☆もう終りにしてくれ くだらない喧嘩を誰も悲しまない場所でやってくれ
同じ種族が争ってまで欲しいものはなんなんだ
この末路には悲惨な現実しか残らない事気付いているはずだろう
夢のかがり火を消したのは 鉄の塊ではなく 出生に恵まれた勘違いの愚か者達
その事実だけは最後まで 子供らに伝え続けなければいけないだろう
もう決して同じ過ちを繰り返さない為に
さまよう魂を増やさない為に
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