Pt.2

5/7
前へ
/121ページ
次へ
 この辺は僕にはよく分かりません。僕以外の誰かに聞いて下さい。そんなこと、知ったこっちゃないのです。  でも、この国……ファイナスなら大丈夫。何故なら、この世界では一番大きい国だからです。  ……あ、世の中何が起こるか分かりませんね。先ほど、身を持って体感しました。 りません。  お兄さんのこと、調べられたらいいんだけどな。  ディジカルは人口が少ないようだし、住人の記録とか置いて……あるわけないですよね。世の中そんなに甘くない。  と言うより、それは問題です。 「む。私のことが書いてあるとは……私も有名に」 「な、なんだってー! そんな都合よく事が進むはずがっ……」  またもやいつの間にか本を読んでいたお兄さん。  僕は彼の読んでいる本をまたもや奪い取り、そのページを見てみます。  ……これか。ご丁寧に写真まで載っています。  いくら亡國覚醒カタ……じゃなくて、亡国でも、そこの人々を載せるというのはそれはそれで問題です。誰ですかこんな本作ったのは。
/121ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加