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平成15年の1月某日-。
その日は朝から、友人2人とダラダラと過ごしていた。中学からの付き合いのYくんの家で、前の晩遅くまで酒を飲んだせいもあって、皆少し二日酔いだったせいもあるかもしれない。
Yくんはその頃、無職でいつだってヒマしてて、ボクともう一人の友人Mくんは仕事についてて、休みがあえばたいていこんな風に集まって遊んでいた。
あの頃は、ほんと若かった。何やっても楽しかった。しみじみ…
時計が12時を回ったくらいに、Yくんが「どっか行こうか」と言った。
これをしようという明確な目的のない発言であるのは確かだったが、だらだらするのに、いー加減飽き飽きしていたボクとMくんはそれにしたがう。
会社員であるボクの車に皆乗り込み、あてのないドライブへ。
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