SNOW DROP

生活

彼の家は外装よりも思ったより広かった。

｢キサラ。飲み物何飲みたい？｣

｢飲み物？.....。｣

｢ん？どうしたの？｣

と彼が私の顔を見てきた。というより、顔を仮面で上半分隠しているのでよくわからない。

｢ずっと、何も飲んでなかったから....。｣

｢じゃぁ、お茶いれよっか暖かいやつ。｣

と私をソファーに座らせて彼は台所へ姿を消した。