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「笑夢、今日からここがあなたのお家ですよ。二人だけだけど、ママにたくさん笑顔を見せてね。」
笑夢が微笑む。
奏子は今まで抱いていた憎悪が嘘のように、清々しい気分だった。
笑夢が笑えば、嫌なことを全部忘れられる。
そう感じていた。
そして、奏子は今まで立ち直れずに休ませてもらっていた仕事に復帰する決意をした。
小さな会社だが、社長がいい人で奏子に同情し、休みをくれたのだ。
さっそく預かってくれる保育所を探し、会社に顔を出すことにした。
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