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「ご迷惑おかけしました。」
「いいんだよ。それよりもう大丈夫なのかい?」
「はい。無事に赤ちゃんも生まれてくれて。今は笑夢がいるから、元気になれるんです。」
「そうか。じゃあ、さっそくだけどお願いするよ。」
「はい。」
久しぶりの仕事はすごく楽しく感じた。
あっという間に保育所に迎えに行く時間になっていた。
「社長、すみません。息子を保育所に預けているので…」
「かまわないよ。」
「ありがとうございます。お先に失礼します。」
恵まれた職場で、私は幸せだった。
守の死が嘘のように、満ち足りた気持ちだった。
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