第一章

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しかし、守を失った今、奏子にはこのお腹の子しかいなかった。 両親もいない。 自分の悲しみや憎悪を慰めてくれるのは、この子だけだと感じていた。 徐々にお腹が大きくなり、奏子の悲しみや憎悪は消えていくように思われた。
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