はじまり

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施設に入る前、 私ゎひぃおばあちゃんに育てられた。 ひぃおばあちゃんのことゎ大好きだった。 幼稚園に迎えにくるのも、一緒に散歩に行くのも、歌を聞かせてくれるのも、本を読んでくれるのも、 ひぃおばあちゃんだった…。 しわしわな手、 あたたかくて、 優しい温もり、 かすかだが覚えてる。 小さい頃今でもハッキリ脳にやきついている光景がある。 母が耳の遠いひぃおばあちゃんの顔に包丁を向け 聞こえんのかっ!! ボケッ!!と怒鳴っていた・・・。
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