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『山におったオッサンの話』
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これは4年ぐらい前の話なんやけど、今住んでいる高松から実家のある徳島に夜中3時ぐらいに帰っていた時に起こった恐怖体験デス。
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当時20歳ぐらいだった俺はホンダのCRVという車に乗ってました。
徳島に帰るには山を抜けなイカンのやけどホンマに山ん中なんで夜中の3時にもなったら長距離のトラックぐらいしか走ってないんです。
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いつもの感じでいつもの道を走っていると道の脇に一台の乗用車(車種はふせます)がエンジンをかけたまま停車しています。
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「あれ…?珍しいな…」
俺はそう思いよく見てみると、その車の横にオッサンが立っていて懐中電灯片手にヤブの中を探しているのです。
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ふと懐中電灯と反対側の手に目をやると明らかに拳銃。英語でいうトコロのガンがあるでわないですか!!
そしてオッサンと目が会いました!
当時の俺はまだ若く、若干イキっていたもののガンに対する免疫はなく完全にテンパイ、次の瞬間、ハリウッド映画のカーチェイスシーンばりに身を低くしながらアクセルをベタ踏み。
車を左右に振り、マトを絞らせないという作戦に出ました。
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今になって思うんやけどあの時に俺が乗っていたCRVは若干、車高が高いため俺が身を低くした事によってオッサンから死角となりオッサンも発砲をアキラメタんでしょう。
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今乗っているレガシィに当時乗っていたら今この文章は書けていませんでしょうね。
みんなも、もし鉄砲を持ったオッサンを見たら慌てず騒がず落ち着いて、身を低くしながら蛇行運転をしてください。
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