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『リフトあいのりの話2』
これもリフトでの話なんだが、基本ヒトリストの俺はペアリフトを愛用している。
これはあいのりを避けやすく、ヒトリでリフトに乗りやすい為だ。
今年の元旦の話だが、いつものように朝イチ(8時半)から行っていた。
この時間はリフト待ちもあまり無く。
前後にさえ誰も乗ってないぐらいリフトは空いているので余裕を持ってヒトリで乗れる。
そんな状況にもかかわらず一人のボーダーが俺の横に乗り込んできた。
俺は内心、
「えぇっ!?なんで!?」
と思った。
すると
「いやぁ~、今日は雪ええなぁ~!」
と話かけてくる。
顔を見ると40代半ばぐらいのオッサンボーダーだった。
しかしギアは全て今期モデルだし、割とコアなブランドだった為
「イケとるオッサンやなぁ…」
と心の中で思った。
「去年は1人で長野と岐阜いったんよ!岐阜でリフトから落ちたけんバー下げるな。」
などと、やたらと話かけてくる。ガチホモの疑いもあったが話を合わせて喋っていた。
その日は知った人たちも県外に滑りに行っていたらしく誰もいなかった俺は、多分このオッサンうまいし今日一緒に滑りながら教えてもらうんもアリかな。
と思っていた。
そしてリフト降り場に到着。
オッサンはげしく転倒。
見た目重視のただのオッサンだった…
将来の自分を見ているようで、俺もこうならないように気をつけようと思ったが、それでも
「アイターWww」
などと陽気で楽しいオッサンだった。
まぁその後ハナシかけてきたけど無視したけども。
なんせねばい。
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