プロローグ

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 お母様と私は分かり合えなかった…そう世間は思っている。だけど真実はお母様がそのように仕向けていたのだ…私を守るために。 (不器用な…お母様)  家族を守るために貴族達の矢面に立ち、自分に何か起きた時も害が及ばないように憎まれ役を演じ続けた。 「お母様が亡くなってから、アイラ様はお母様の話を聞かせてくれますの…ひどいですわ、ティアナもアイラ様に手料理を振る舞ってみたいと思ってましたのに。ティアナはアイラ様が喜ぶ料理を教えて頂きたかったですのよ」
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