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先生の愚痴からいきなり、好き、って。
「冗談…?」
「ううん、本気」
「……ご、めん」
当時の俺は大好きでしかたなかった彼女に振られて、あまり立ち直れてなかったから。
まだあの時は彼女の事しか考えられなかったから。
ミサの告白を、断った。
「彼女と別れたからでしょ?」
女友達の中で一番、彼女の話をしたのはミサ。
ノロケみたいに話してたから、当然ミサも俺が彼女と別れた事を知ってるわけで…。
「…まぁ」
これで終わるかな、って。
だけどさ。
ミサが『迷惑女』になったのはここからなんだよ。
「もっとあたしの事を知れば好きになってくれるでしょ?」
「…っはい?」
「時間をくれれば、あたし快晴が好きになる自信あるんだよね」
* * *
どこからその自信が出てきたのが、分からないが…
今は猛アタックされてる。
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