一回目のチャイム

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田舎に住んでいた下北早苗(29)は彼氏の一條弘(27)と結婚の約束をしていた。 とりあえず早苗は弘が住む都会に引っ越し激安物件に食いついた。早苗のたっての希望で結婚するまでは一緒に住まないと言うわがままを押し通しためていたお金で激安物件のアパートをかりたのだ…そこは四畳半の狭い部屋てカーテンレルさえも無い誰も住まない様なところだった…早苗は住めば都となにもおもわなかった… 引っ越して二日目の午後カーテンの無い窓ごしに黒い髪の長い女性の姿が映った…早苗の部屋のガラスはスモーク加工がしてあり外側ははっきりとみえなかったが確かに女性だった…そしてチャイムがなったなった… (ピーンポーン) 早苗は新聞か何かの勧誘かと思い断ろうとドアの穴をのぞいたがあれもいなかった…とりあえずドアを開けたけれどだれもいなかった…時計を見ると午後③時のことだった…
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