~若き竜の剣士~

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「そんなこと胸張って言わないでください!!」 ウェンリーは当然ケンの言ったことにツッコミを入れる。 だが何故かケンはキレて言った。 「そんなことだと!?ウェンリー!! お前ボケの神様に謝れ!!」 「何でですか!?ってかそんな人いるんですか!?」 ウェンリーはまたもやツッコミを入れる。 このときから彼女はツッコミのようだ。 「いるとも!!それは父上だからな!!」 ケンは胸を張って言う。 その言葉にウェンリーは反応してしまう。 「そうなんですか!?」 ウェンリーはケンに確認を求めた。 「……そうだといいな?」 「願望ですか!!しかもまた疑問なんですか!? ってかいつまで寝転がってるんですか!?」 「っ!?ウェンリー……お前!!」 ケンはそう言いウェンリーの腕をつかむ。 「っ!?」 ウェンリーは突然の事に驚き、顔を赤らめてしまった。 「すべてツッコミを入れるとはお前……まさかツッコミの神様か!?」 「んなわけありません!!」 ウェンリーはそういいつつ、またツッコミを入れる。 それがケンにとって逆効果であることに気づかずに……。 「ってことで今からウェンリーをツッコミの神様に任命する。」 「今からなんですか!? ってかそんなものに任命されてもうれしくありません!!」 ウェンリーはそう言うとケンはシュンと落ち込んだ。 「うぅ……良かれと思ってやったのに……。」 そう言うとケンは泣き出した。 突然ケンが泣いたのでウェンリーはあわててしまう。 「わっ、わかりました!!うれしいです!! うれしいですよ!!」 「マジ!?」 ケンはすぐに復活した。 「って嘘泣きですか!? 紛らわしいのでやめてください!!」 「ハハハっ!!んで何か用?」 ケンは自分が話をそらしたというのに強引に戻した。 「あれっ!?なんでしたっけ……?」 どうやらウェンリーは忘れてしまったようだ。 ケンの策略によって……。
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