復 讐 開 始

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僕を今まで守ってくれてありがとう、邪竜。 きみは決して僕にとって、『邪』ではなかったよ。 言いたいこともいえない僕をよくここまで助けてくれたね。 邪竜は、言う。 「まだだ、まだ手ぬるい。発狂するまで追い詰める」 ありがとう。 「反省などしていないあの口から  舌根っこと共に謝罪を引きずり出してくれよう」 ありがとう。 ありがとう、邪竜。でも、もういいんだ。
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