第1話

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そう意気込んだとき、ちょうど教室の前に翌桧が立っているのが見えた。 松場君が迎えにきて先に戻ったみたいだったけれど、どうやら俺と勇太を待っていてくれたらしい。 「…あっ、マサと勇太!やっときた!」 俺たちの姿を見つけると、翌桧は小走りに寄ってきた。 「俺らが戻ってこないから心配したんだ?あす君やさし~」 「ち…違うしっ!たまたま外出たら帰ってくるのが見えたから待っててあげただけだもんっ」
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