第1話

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「…あ、そろそろ行かなきゃ。じゃあシンイチ君、今日の昼休みは屋上でね」 「は、はい!」 相河さんと宇佐木先輩と別れ、俺と勇太は少しばかり急ぎ足で教室へと向かった。 その途中にふと思う。 ――そっか… もう昼休み、あの放送が流れることはないんだ。 昨日までは毎日流れていたのに… そう思うと少しだけ寂しくなり、同時に相河さん達の卒業も近いということを実感させられる。
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