聞き覚えがあんだよな 壱

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俺は歩み寄ると、右手を出した。 「Animo!」 そう言って互いの拳を合わせた。 微笑み合う二人。 「じゃ、いる物あったらまた連絡してよ。 今度来る時持ってくるからさ」 「ああ、いつもすまんな」 「気にすんなって。 じゃあな」 お互いに軽く手をあげると、俺は病室を後にした。
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