聞き覚えがあんだよな 壱
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病室の大きな窓から陽の光が差し込む。 それが、電気を点けていない室内を、充分に明るくしていた。 病室のほぼ中央にベッドが一つ置かれている。 初老の男が、そのベッドから上体を起こし、傍らにいる青年と楽しそうに話している。
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