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背後から聞こえた。が、誰もいない。橋に進んだ時………
―――リン
真下から鈴の音。そっと除きこむと、黒い髪がふわふわしていた。小さな檻に骸骨らしいもの。手には鈴………。
いきなりこっちを向いたのでびっくりして走った。走って走って―――いつの間にか家の庭………。
こっちを向いたのではなく、倒れただけだと自分で納得した。
でもあれは何だったのだろう?多分あの子が死神………。
私の話しで洞窟から発見されたのは神に捧げた女の子の遺体。
昔、ここらへん一帯は洪水の被害をうけ、神を奉ったこの洞窟に女の子を沈めたそうだ。でも鈴は何のために………。
鈴の音がしたら、また……………。
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