prologue

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1000年以上前からあり、好む者だけが着ていたパンクと言う、一つのファッション。 今では極々一般的な服装として着られている。 「お帰りなさい」 「ああ、ただいま」 三階まで上がり、中央部分に位置する704号室のドアノブに手を掛ける。 ドアを開けて中に入り、ちょっと行ったそこはリビングになっていて、硝子テーブルを囲うようにL字型ソファと四角い椅子が置かれている。 L字型ソファの縦長の部分に座り、赤ワインの入ったグラスを手にして、先程の黒赤髪の青年が声を掛けてきた。
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