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その片足は茂みからはみ出ていて、末吉は不審に思い覗き見れば人が横たわっており、更に顔を見れば白目を向いて真っ青な顔をしている。
それに驚き一歩二歩と後退して、その公園を走り去る。
ЯЯЯ
「静かにしろ!近所めい…?!」
バタバタと足音を立て、バンッ!と勢い良くドアを開き入ってきた末吉は下を向いて息を荒げている。
その姿に今佐人は言葉を途中で止めた。
「どうしたんだ!?」
今佐人はそう言いながら末吉の肩を抱き、ソファまで連れて行き座らせる。そして声を掛けながらゆっくり呼吸を整えさせる。
「…ありがと‥って、笑ってるしこの人ッ…・」
末吉は呼吸が落ち着き顔を上げて今佐人を見ると、瞬時に顔を引き攣らせた。
それもその筈、モラリスト魂が揺さ振られた今佐人の顔は末吉がそうゆう表情になってしまうような笑みを浮かべている。本人は気づいていないが。
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