20人が本棚に入れています
本棚に追加
互いに礼をして、雨月は部屋を出る。それと入れ違いに次の待ち人が入って行く。
ЯЯЯ
「だからー、次は行くかもって言ってるじゃん」
「〝行くかも〟ではなく、〝行く〟だ」
「エクスタシーの話ですか?」
「「……!!」」
末吉と今佐人が何やら言い合っている所に突然雨月が言葉を挟み、二人はびっくりして振り返ると、ソファに座る二人のテーブルを挟んで真向かいに座り、煙草に火を点けていた。
「…び、びっくりした~…」
「雨月!末吉の前で教育上良くない言葉を言うなと…」
「そう聞こえたから言ったまでです」
雨月は今佐人の言葉を遮り、早口で言った。
そんな雨月に怒気を露にした言葉を発せようとした今佐人は、末吉に邪魔されてしまう。
最初のコメントを投稿しよう!