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その間、雨月はソファで赤ワインを飲み始めて7分程が経った頃、襟元付近だけ透ける素材になっており、薄い銀色で大きく英文字が書かれていて、飾りで左側だけ肩から白いサスペンダーが垂れるように付いている、袖部分だけが銀色の白いTシャツ、銀色の長い布切れのような感じのベルトを右側横で留めている白いズボン、白×黒のスニーカーというラフな服装で、頭をタオルでガシガシ拭きながら現れた今佐人。その手にはミネラルウォーターのペットボトルを持って。
「今日はいつもより遅かったんですね」
「ああ、仕事が長引いてな」
「そうですか。…末吉くんはもう寝てるんですか?」
「ああ。さっき部屋を覗いてきた」
「…では、ここからは大人の時間と言う事で…」
「雨月……?」
徐に笑みを浮かべ、今佐人にくっ付くようにして隣に座る雨月。
その行動に意味が分からず、雨月の動作を目で追ってしまう今佐人。
そして顔を段々と近づけていき、今にもキスしそうな距離を空けて止めた雨月。
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