遼かなる希望の天へ

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「あんたどこに行ってたのよ!?」 「別に~…ちょっと外の空気吸いに行ってたんだよ」 「ふ~ん…ならいいけど、あんまりうろちょろしちゃ駄目よ」 「わ~ったよ」 その後、しばらく母さんは病室に居てくれたけど、夜になると家に帰って行った。 母さんがいる間は、色々と話しも出来ていい暇潰しにはなったけど… 一人になると、急に暇…っていうより寂しくなってきてしまった… 「あぁあ…」 俺はやる事もなかったので、仕方なくベッドで寝転がってるしかなかった。 その時、俺がボーッと天井を見ていると、誰かが部屋のドアをノックしてきた。 「は~い?」 しかし俺が返事をしても、ノックした人物は入ってこようとはしなかった。 俺は不思議に思って、ドアの所まで近づき、ゆっくりとドアを開けてみた。 すると俺の視線には何もなく…イタズラかな?っと思った。
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