遼かなる希望の天へ

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そして手術も無事に終わって、2,3日が過ぎた。 その日はいつもの如く、する事がなかったので俺は庭にあるベンチでボーっとしていた。 「ハァ…つまんね~…」 正直、かなり病院には飽き飽きしていた。 っていうか、母さんか父さんでもいいから、部屋にテレビを持ってきてくれよ! 俺がベンチに座り、空を眺めながらボーっとしていると、何かが俺の太ももに当たるのを感じた。 俺は何かと思い、足を見てみると、そこにはどこから飛んできたのか、紙ヒコーキがあった。 「どっから飛んできたんだよ?」 俺は紙ヒコーキの向きから、病室あたりからと思い、病院全体を見渡していった。 しかし、どの窓も閉まってるし、開いていても人気はないし… 俺は気にしない事にして、紙ヒコーキを持ったまま、またベンチに座った。 すると、また紙ヒコーキが飛んできて… しかも今度は紙ヒコーキが見事に頭に刺さったし!
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