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彼と初めて会ったのは ステキなお店でもなく 運命を感じる交差点でもなく 父がいる会社の寮‥寮長さんの部屋だった。
当時わが家と寮長さんご夫妻とは仲が良くて普段から行き来があった.その日父を寮まで迎えに行くのに今日は一緒に行こうね と言われ何で私も行かなきゃならないの？と言いながら渋々ついて行って‥そこにいたのが彼だった.ﾋｮﾛｯﾄしていて電気の灯りのせいか色白にみえた
｢初めまして｣‥と彼｢どーも｣‥と私
特別話しが弾む訳じゃないし ただ 早く帰りたくて母に早く帰ろうと何度も言ってやっとで帰り支度をして‥帰る時に挨拶として「今度うちにご飯でも食べに来て下さい」そう言ってそそくさと車に乗り込み振り返りもせず帰ったのを覚えている.
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