第一章~崩れた日常~

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〔ピキィィィィン〕 耀『ぐぅわぁぁぁ…』 強烈な腹痛に襲われた耀は、お腹を押さえ、その場に蹲(うずくま)ってしまう… 「耀ぅ!どうしたぁ!!」 心配した監督や部員達が駆け寄ってくる… 耀『はっ……腹痛てぇ…』 その声を発するなり耀は、あまりの痛さに意識を失っていた… 「救急車ぁぁぁぁ!」 ~AM 11:24~ 目的の場所についた辰将は、バイクのスタンドをだして、ちょうどヘルメットをとっているところだった。 辰『やっぱ、ここの空気はいいなぁ~』 そう言って辰将は、お気に入りの場所へと歩きはじめた。 〔コツコツコツ〕 ちょっとした坂道を登るとそれはあった… 展望台があって、そこは少し崖になっていて、サスペンス劇場に出てきそうな所であった。 辰『よしっ!』 早速辰将は、持ってきていた愛用のデジカメで、大空と海とを撮りはじめた。 辰『やっぱりいいなぁ~ここは!』 辰将は、時間や季節によって、波の色や、動きが変わるこの場所が大好きであった…
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