第一章~崩れた日常~

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辰『フー…』 おもわず時間を忘れていたが、お腹もすいたので、今日はこのへんで終えることにした。 辰『また来るからね…』 そう大好きな海に声を掛けて辰将は、バイクを停めてある場所へと向かった。 辰『んっ?』 ちょうど坂道を下ろうとしていた時であった… 辰(誰かの視線を感じる…) それはさっきまで写真を撮っていた場所から感じ、展望台からがいちばん強いと思えた。 辰『まさかな…』 その展望台は、2年前から立ち入り禁止となっていたから、とても人がいるとは思えなかった… 辰『老朽化してるっていうからなぁ~』 やっぱり気のせいであったと、そのままバイクへと向かった。 〔カポッ!〕 バイクの所へ来た辰将はヘルメットを被り、ギヤをローに入れた。 辰『今日はラーメンだな。』 そう言って辰将は、勢い良くバイクを走らせた。 〔ブロロロロロ〕 どこまでも続く大空と青い海が、彼には幸せでならなかった…
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