第一章~崩れた日常~

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同日 PM ~12:28~ あたりが畑しかないような農道を、美佳達を乗せた車が走っていた… 美『ねぇ~お父さん、本当にこんな所にあるのぉ、』 そろそろお昼にしようと決まったのだが、彼女の父親がいう穴場の店はいっこうに見えてこなかった。 父親「本当だぞぉ~母さんと結婚前に見つけてなぁ」 美『だって、周り畑ばっかじゃん』 車内から辺りを見渡すが、店らしい建物は見当たらない… 父親「…ところで美佳」 父親がバックミラー越しに話し掛けてくる。 美『なぁに?』 美佳は外の景色を見ながら答えた。 父親「もう彼氏はいるのか?」 それを聞いて美佳は、慌てて父親の方を向いた。 美佳『あぁのっねぇ!そんな事聞きますか普通!』 父親「はっはっはっ!」 そう父親が笑った時であった! 美佳『…うー…ぐぅ』 美佳は急に息ができなくなってしまった。 美佳『んっ……うっ』 よく見ると、家族全員苦しそうにしていた…
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