序章

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親友の辛そうな顔を思い浮べて、ほくそ笑いをして一歩前へ行こうとした その時… また例の違和感を感じ、後ろに振り替えってみる… しかしそこには何もなく、綺麗な夕日が静かな時間を作る… (気のせいか…) そう思って再び家の方に足を向けた時… 〔キィーーーン!〕 頭の中を何かが駆け抜けたかと思うと、 例えようのない悪寒が全身を駆け巡った… 恐くなって一目散に家へ向かって走る。 〔キシャイィィィン〕 奇妙で大きな音と共に、目の前に真っ白な光が現われる… (体が……動………) 全身の力を奪われ、若者は為す術もないまま 光の中へと消えていった…
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