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親友の辛そうな顔を思い浮べて、ほくそ笑いをして一歩前へ行こうとした
その時…
また例の違和感を感じ、後ろに振り替えってみる…
しかしそこには何もなく、綺麗な夕日が静かな時間を作る…
(気のせいか…)
そう思って再び家の方に足を向けた時…
〔キィーーーン!〕
頭の中を何かが駆け抜けたかと思うと、
例えようのない悪寒が全身を駆け巡った…
恐くなって一目散に家へ向かって走る。
〔キシャイィィィン〕
奇妙で大きな音と共に、目の前に真っ白な光が現われる…
(体が……動………)
全身の力を奪われ、若者は為す術もないまま
光の中へと消えていった…
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