~フレンド・1~

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Dのおかげで、私のクレリックは翌日には東グリディアナでレベル上げが出来るほどになった。   最初に作ったファイターのレベルも上げなければならないが、ファイターにはフレンドが一人もいなかった。   クレリックと同じ東グリディアナで、レベル上げをしようと移動中に電話がきた。 彼からだった。   『エターナル中だった?』   『うん』   『ごめん!パーテイ中?』   そんなわけないでしょ…   『違うョ。東グリディアナ行こうとして移動中だったの』   『そうか。 レベルいくつだっけ? 上がった?』   昨日会ったばかりでしょ…もう忘れたの? それとも私のレベルなんか興味ないから見てなかったの?   ああ…そうよね。 すぐにフレンドの手伝いに行ってしまっんだもんね。   なぜかカチンときてしまう。   ダメダメ! 抑えて!   自分自身に言い聞かせる。   『まだ~。そんなに速く変わらないよォ』   『ダメだなぁ。パーテイした方がレベル速いぞ。』     そんなこと言ったって… パーティ出来るほど強くなんかないもん… あなたとは違うもん…   『ソロの方が気が楽だもん』   『ソロだとレベル上げかなり厳しいぞ! 早くいいフレンド作れよ』   フレンドか…     あなたは私のフレンドじゃないのよね… それを何とも思わないの?  私の中で疑問に思っていたこと。   何故 私を フレンドに しないのか   今それを聞いてしまっていいのかな。   躊躇する心が、理由を聞きたいという欲求に勝った。     『ねぇ、なんで私をフレンドにしてくれないの?』      
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