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回想終了―…
慧「えっ…怪我は?もう平気なのか?!」
慌てて心配そうに問いかけてくる。
俺は頷くと、また話を始めた。
彰「怖かったんだ…この前みたいに、俺だけの時ならいいけど、もし、下っ端の奴らが狙われたらって…あいつら弱いけど、大事な仲間だから、もしなんかあったらって…」
慧「彰…」
彰「ハハッ、ダサいよな。」
俺は力無く笑った。
彰「総長なら、守ってやるの一言くらい言ってみろってんだよな?…でも、俺には出来なかった。だから、俺が死んだんじゃないかっていう噂も嬉しかった。そのまま解散しちまえば、誰も傷つかないから…」
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