5488人が本棚に入れています
本棚に追加
/110ページ
彰「えっと、神崎彰です」
このオタクの格好に合うように、暗めに言ってみる。
すると
「昨日のこいつだぜ」
「キモい」
「オタク」
自己紹介が終わるやいなや、俺の悪口が始まった。
おっ!俺って演技うまくね?
けど、こいつらムカつく…
そんなマイペースな事を考えながら教室を見渡すと、1番後ろの窓から2番目の席に慧が居た。
先「静かにー。
神崎は窓際の1番後ろ」
やった!
慧の隣だ!
なりやまないブーイング。
さすがに疲れながら席につく。
すると、そんな俺に気付いたのか、慧が声をかけてくれた。
慧「気にすんな」
やっぱり慧は優しいなぁーなんて思ってたら、あっという間にHRが終わった。
.
最初のコメントを投稿しよう!