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彰「返せよ!」
達「やーだねッ!ほら、取ってみな!」
そう言って俺の眼鏡をヒラヒラさせる。
俺が届かないのわかってるくせに
最近はこんな日々が続いている。
あれからタメ口だし、優等生ぶらなくてすむので気が楽だ。
教室ではまだ優等生を演じてるけどね。
でも、俺はみんなに嘘をついている。
ホントのお前で…という条件も守れていない。
だって、ホントの俺はこいつらの敵で…
きっと友達になれない。
ここが心地いいんだ。
もっと仲良くなりたい。
もう少し
もう少しだけ、みんなと一緒に居たい。
いつか、ばれてしまうまで…
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