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ねここさん、眠そうね。ねむくんの話は聞き取りづらい上に長いから、無理もないわ。
「――へえ、そうなの。床に散らばってるのは手紙だったのね?……でも、全部白紙じゃない?」
ねここさん、あくびを噛み殺しながらねむくんに尋ねます。
「すぐにわかるよ。……ぼくもう眠くなっちゃったから、ばいばいねここちゃん。」
ねむくんは近くの小さな白い家に入って行きました。もちろん、大きな枕も忘れずに。
その家は昔、配達屋さんのお家だった所なのでしょう、事務所も兼ねていたのか真四角の家です。
ねむくんに置いて行かれてしまったねここさん。すごく眠そう。もう、夢にも疲れてしまったみたい。
うとうと……
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